「あの時、ああしておけば
今頃、こんなことには
なってなかったかも…」
そうやって、過去を振り返って
どんよりとしてしまう…
そんなことはありませんか?
よほど、ネアカな人以外、
過去の自分の選択を振り返った時に
自己嫌悪に陥ることがありますよね。
このブログを読んでいるあなたは
おそらく人一倍、自分の行動について
いろいろと反省して、改善していこうと
日々、ものすごく努力されている人
そんな人ではないでしょうか?
反省ばかりしてしまう人
私も、どちらかというと、
そちらのタイプの人間です。
過去にやってしまったことを
いろいろと反省して、
「あの時はこうすればよかった
そうしていれば今頃は…。」
などと、どうにもならない妄想に
とらわれてしまうことが
今でも、ゼロとは言えません。
でも、最近は、思うんですね。
「でも、もし、あの時に、
別の選択をしていたとしても
本当にうまくいったんだろうか?」
そっちに行ったら、そっちに行ったで、
やっぱり、
「ああ、こんなことするんじゃなかった。
なんで、こんなことになってしまったんだろう」
きっと、そんなことを
考えるんでしょうね
結局のところ、
どの道を選択したとしても
同じ人間であれば、
考えることは同じです。
結局、同じことなのかなと…
どういう選択をしたとしても
反省ばかりするのはおそらく
変わりませんね。
ならば、どうするか?
答えは簡単です。
選択が良かったかどうか
そんなことは反省しないことです。
それよりも、選択した道で
成功することです。
それに尽きますね。
で、
「成功するためには
失敗することが必須である」
ということを、
心から納得することです。
成功には失敗が必須である
どんな道を選択したとしても
何の問題もなく、すいすいと
人生をわたっていけるなんてこと、
おそらく、そんなことはありません。
少なくとも、自分が
これまで出会った人達の中で、
「一度も失敗をしなかった」
なんて人は一人もいませんでした。
ただ、まれに、あまり失敗はなくて、
順風満帆で、ずっとやってきた、
なんていう人に出会うことがあります。
もちろん、それはそれですごいと思います。
でも、そういう「失敗が少ない人」に、
ものすごく魅力を感じるかというと
正直なところ、あまり魅力は感じません。
(単なる妬みかもしれませんが…)
失敗しない人に魅力は感じない
それよりも、
「こんな失敗をした。」
「あんな失敗をした。」
「本当にえらいことになって、どうなるかと思った。」
そんな話を楽しそうにしてくれる人の方に
明らかに魅力を感じますね。
なぜだかよくわかりませんが、
「失敗を楽しそうに話してくれる人」というのは
とても、気持ちがいいというか、
気分がすっきりしてくるというか、
話を聞いていて楽しいですね。
成功した人の「成功だけの話」というのは
聞いていてとても窮屈です。
私などは、気持ちがしんどくなってしまいますね。
成功だけの話は窮屈
普通に考えると、
成功ばかりの話の方が
気分がよくなりそうなのですが、
私の場合は、そうではないですね。
むしろ失敗談の方が、
気持ちよく受け入れられます。
人の成功談でも、
気持ちよく聞ける時というのは、
「その成功のために、何度も失敗をした」
そういう失敗談が、
成功の前段の話として入っている場合です。
「私、失敗しないので。」
という言葉が、テレビのドラマで
話題になったことがありますよね。
「私、失敗しないので」…
確かに、失敗しないということは
それはそれでよいことだと思います。
でも、あれはドラマです。
現実問題として、
失敗しないで成功するというのは
確率的にはゼロに近いですよね。
一度も失敗しないで、
成功し続けるというのは
本当に、至難の業というか、
まさに神技ですね。
我々のような凡人は、
何度も、何度も失敗して
そして、ようやく成功する。
で、成功したと思ったら
また、失敗する。
失敗、失敗、失敗、成功、失敗…
その繰り返しで、
全然、問題ありません。
逆に言えば、失敗をしない限り
成功することは出来ないわけです。
成功のためには、失敗は必須です。
「『失敗する人は、かっこいい。』
そう思えたら、成功できるようになります。
『失敗する人は、かっこわるい。』
そう思っているうちは、成功はできません。」
そんなふうに、人生の先輩から
教えてもらったことがありますね。
今も、時々、思い出す言葉です。
ムッシュスカラー
PS:もちろん、失敗をものすごく積み重ねたあとで、「私、失敗しないので」といえるレベルになる可能性はありますね。ドラマではなく、実際に「ゴッドハンド」と言われるような、すばらしい技術をもった外科のお医者様がいらしゃいますね。ただ、そのような先生方であっても、研修医時代のはじめての執刀からそうであったわけではないと思います。失敗を含めた、数多くの経験をして、初めて「失敗しない」というレベルになるということだと思います。