ストーリー

江戸堀

「ストーリー」といっても
婦人雑誌では、ありません。

たいていの人は、
堅苦しい記事は読みたくない、
おもしろい物語、
つまり、「ストーリー」
読みたいんですね。

言い換えると、
お堅い教科書みたいな本は、
読みたくないんだけど、
おもしろい小説なら読んでみようかな、
そう思う人が多いということですね。

教科書は嫌だがおもしろい小説なら読みたい

また、単純に「読んでもらう」
それだけを追及するなら、
週刊誌でよく取り上げられている、
ゴシップ、スキャンダル、
そういうのがいいんでしょうね。

誰に読んでもらいたいのか、
誰に向けて書いている文章なのか、
それによって文章の内容というのは
当然、変わってきますし
書き方というのも当然変わってきます。

そして、その文章は、
おもしろくないよりも
おもしろい方がいいということです。

単純な意見や事実よりも
ストーリーになっている、
つまり物語になっている方が
おもしろいですよね。

ストーリーになっているとおもしろい

ブログでも、報告書でも、
どうやって最後まで読んでもらうか
それがとっても重要です。
読んでもらうために書いているわけなんで
それは当然と言えば当然です。

もちろん、会社などでは
強制的に読まされる文章も
沢山あります。
でも、そういう文章であっても、
つまらないよりは、
おもしろい方がいいですよね。

よく、例に出されますが、
学校の先生方の授業と、
塾の講師の先生方の授業、
なんか根本的に違いますよね。
何が違うんでしょうか?

学校の先生と塾の講師の先生の授業は違う

そうですよね。
塾の講師の先生方の授業は
とにかくおもしろい、引き込まれる
生徒に居眠りをさせません。
そのあたりが違いますね。

塾の講師の先生方は
常に他の講師の先生との競争、
他の塾との競争にさらされています。
生徒から選んでもらえるように
差別化をしないといけませんからね。

学校の授業と塾の授業で、
教えている内容には、
そんなに大きな差は無いと思います。
そもそも学年ごとに教える内容というのは
文科省で決められていますもんね。

でも、教え方や、教材には、
大きな差があるんじゃないでしょうか。

教え方、教材に大きな差がありそう

一般的に、大きな会社の社内文書は、
学校の教科書みたいなものが多いようです。
また、大きな会社の社内教育は、
学校の先生方の授業と同じような教え方が、
多いのかなと思います。

大きな会社の社内教育で、
塾の講師の先生方のような
教育の仕方をしているところって、
どのくらいあるんでしょうね。

正直なところよくわかりません。
ただ、自分が、これまでに
お会いしたことのある人たちのお話では、
おもしろい社内教育というのは
そんなに多くないという印象です。

ためになっても、おもしろくないと…

社員からすれば、
「ためになるからやっているんだろうけど、
全然おもしろくないし、おもしろくしようともしていない。
だから、つまらない。」
ということで、講義中に寝ている人が多い
そんな感じですね。

人に伝える、人を教育するなど、
情報伝達、情報提供のすべての面で、
やはり、おもしろいということは重要です。
楽しい文章、おもしろい文章、興味を引く文章
そういう文章が書けているかがポイントです。

ためになる文章も、
もちろん必要なのですが、
おもしろくないと、
すぐに読まれなくなってしまいます。

おもしろくない文章は読み続けるのがつらい

ためになるからという理由で
おもしろくない文章を読み続けられる人は
ごくまれだと考えるのが妥当です。

読んでもらうためには、
まず、おもしろいこと、
つまりは、エンターテイメントの要素が必要ですね。
ストーリーというのは、その一つの要素です。
特に大きな要素ですね。

この文章は、出だしはおもしろいか?
中盤は、最後まで読んでもらえるくらいにおもしろいか?
思わず、最後まで読んじゃった?そう言ってもらえそうか?

そういうことも、少し考えてみると
いいかもしれませんね。

で、今日のブログはおもしろかったのかなあ?と、
日々、冷や汗をかきながらやっています。
ストーリーといいながら
ストーリーの要素がはいってないですよね。
こういうのはおもしろくない文章ですね。

ストーリーがはいってない…

にもかかわらず最後までよんでくれたあなた
本当にありがとうございます。

まあ、現時点ではこんなもんです。
これからも、ちょっとは勉強しながら、
おもしろい文章が書けるように
日々、精進したいと思います。

 

ムッシュスカラー

 

PS:「教育(エデュケーション)」と「エンターテインメント」を一緒にした言葉として、いまは「エデュテイメント」という言葉があるそうです。結構、いろいろなところで使われているようですよ。

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