「苦労は買ってでもせよ」って本当に?

「苦労は買ってでもせよ」
という古い格言があります。
今の若い方はご存じないかもしれません。

私が若かったころに、
その時の私の親の世代の人で
こういうことを言われていた方々が
けっこう多かったように思います。

「人生、生きていくなら、
苦労は買ってでもすること
そうすることで立派な人間になれる」
という意味合いだったと思います。

小さいころ、初めてこの言葉を
聞いた時に、
「そうか、そうやって、人は
成長していくものなんだな」
と感心したことを覚えています。

逆に、
「何の苦労もなく育つというのは
あまり、良くないことなのかな?」
と、苦労をしないことへの
罪悪感のようなものを、
何となくですが、
感じていたように思います。

ただ、そうは感じながらも、
この言葉には、今では、
ちょっと違和感があるんですね。 “「苦労は買ってでもせよ」って本当に?” の続きを読む