仕事で目標を設定する
これって当たり前のようですが
設定した目標を達成することが
人生の目的かというと
そうではないですね。
よくある話ですが,
目標の達成だけを目的に
目標達成のその瞬間まで、
自分としては,あまり好きではない
どちらかと言うと嫌なことばかりやってきた
会社勤めの方だと
そんなことってありがちですね。
会社勤めのかたにありがちですね
そして、いざ、目標達成したんだけど
その時に,「よっしゃー!」
と思うかというと,案外違っていて
「目標達成したけど,
ええっ?この虚しさは何?」
「いったい,自分は何のために
こんなに時間を使ってきたの?」
「これからどうしたらいいの?
また,こんなこと繰り返すの?」
というような,ある種,
空虚な感覚に
襲われてしまうこと
よくあるそうなんですね。
空虚な感覚,虚しさを感じる
よくある「燃えつき症候群」なども
もしかすると、この一種かもしれません。
最終的な目標、
それは,数値目標かもしれませんし
もっと別な目標かもしれません。
ただ,どのような目標であっても
現実に仕事をするうえで
あるいは生活をする上で
一番大切なこと、それは
設定した目標を達成すること
それ自体ではありません。
一番大切なことは目標達成ではありません
実は,それよりも,むしろ,
その設定した目標を達成するために
日々どれだけ充実した行動がとれていたのか?
そっちのプロセスの方が大切ですね。
プロセス自体に全く喜びがないと,
最終的には目標を達成しても
大変さばかりが後に残ってしまいます。
じわっーとこみあげてくる喜びというより
一瞬の達成感,高揚感のみで
それも,すぐに終わってしまう感じです。
もちろん,そのときの達成感が
全く重要でないとまでは言いませんが
日に日に嬉しさがこみ上げる
日々ハッピーである
というのとはちょっと違いますね。
日に日にこみ上げる嬉しさ
人間,普通は,
毎日の仕事の中に
「俺っていい仕事してるよな。」
「この仕事は本当にやりがいがある。」
「世のため、人のためになっている。」
そのような感覚があること
それが重要です。
これってよく旅行に
たとえられますね。
たとえば、風光明媚な
観光地に旅行するとします。
その時に、その観光地に
到達することだけが目的なら
途中の風景や列車、バスなどの
車内からの風景はどうでもいい、
とにかく着けば,それでいい。
そうなりますね。
旅行とは何か?観光地への到達だけが目的か?
その観光地に着くことで
目標達成ということですね。
でもこれって、
着いたらそれで終わりですね。
それまでの時間は
そこに着くまでに必要だったもの
いわばコスト(経費)に過ぎない
という考え方です。
もし、その時間がゼロならそれがベスト
とにかく短ければ短い方がよい
というような発想かなと思います。
一方、目的地に到達するまでの
旅程そのものも楽しむ
列車内、バスの中、飛行機の中
そのすべてを楽しむということなら
出発してから、帰ってくるまで
そのすべてが楽しみになります。
旅程を楽しむ,プロセスを楽しむ
人生や仕事の目標設定というものについて
確かに最終的な目標設定も
ある程度は必要かもしれませんが、
それ以上に、その過程(プロセス)を
重視することが大切です。
そして,もし,そのプロセスが
自分にとって違和感があるものなら
目標設定そのものを修正していくことだって
必要なんじゃないか?そう思ってしまいます。
つまり,「最初から最終目標ありき」ではなく
自分が納得できるような
日常的な仕事、生活がある
そして,その素晴らしい
日常的な仕事,生活が実行されてこそ
その結果として,最終的な
目標達成というものが見えてくる,
そういうのがいいなと思います。
最初から最終目標ありき,ではない
目標設定は大事ですが、
その目標到達のための日常はもっと大事です。
なので,目標設定というのは,
自分自身が,自分の日常(プロセス)について
すてきな価値を見いだせるもの,
そういう考え方が大切ですね。
案外,忘れてしまいがちですが
とっても大切なことです。
ムッシュスカラー
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