身の丈に合わない夢

夢と一口に言いますが
あなたの夢はどんな夢でしょうか?
すぐ実現できそうな夢しょうか?
それとも実現はかなり難しそうな夢でしょうか?

小さいときの夢というのは
とんでもなく途方もないもので
いわば身の丈に合わない夢ですね。

実現できるかどうかは
全く考えていない
ただ,そうなればいいなあ
という純粋に理想でしたよね。

小さい時の夢は大きかった

小さい時には,
そういう身の丈に合わない夢を
持っていることについて
誰からも文句は言われませんでした。

でも,幼稚園から小学生,
小学生から中学生,
上の学年に進むにつれて
だんだんと雰囲気が
変わってきませんでしたか?

高校受験の頃になってくると
(もしかすると最近では中学受験の頃?)
ものすごく現実的な夢に
話が変わっていきませんでしたか?
今のあなたの学力なら
この高校が妥当だねとか。

ほんの数年前までは
身の丈に合わない
大きな夢を見ていることが
とっても大切なことだ,
大きな夢を持て
なんて言われていました。

大きな夢から目の前の現実へ

ところが,そのくらいの年になると
「そんな夢みたいなこと言ってたら
自分の行きたい学校にいけないよ!」
「もっと現実をみないとだめだ!」
なんて言われませんでしたか?

身の丈に合わない
とんでもないことを
夢見続ける人は
「現実をみない夢想家」
なんて言い方を
されることもありますね。

たしかに夢見るだけで
行動を何にもしていなければ
それは,ただの夢想家です。

しかし,身の丈に合わない
大きな夢の実現のために
行動をおこしているのであれば,
決して夢想家ではないですね。

世間は大きな夢を批判する

でも,世間では,
「あいつは現実を見ていない。」
「そんなことしてもだめだ。」
なんて批判は常に出てきますよね。

で,そういう人が,
大きな夢の実現のために
本当に悪戦苦闘しながら,
最終的に,その途方もない
大きな夢を実現したとします。

そうすると,世間は,
手のひらを返したように
「あの人はすごい!天才だ!」
などともてはやす。

それまでは,
「あの人は現実をみない変な人だ」
といろいろと批判していた人たち
その同じ人たちがです。

世間は手のひらを反すのが普通

こういうのは,
テレビや映画ではよくある
サクセスストーリーなのですが
現実に身近な問題と考えると
けっこう耐え難いものです。

でも,これが真実の世の中ですよね。
誰が悪いわけでもありません。
世間というのは,つまりは多数の意見です。
世間の大多数の意見というのは
よくよく考えてみると
けっこうおかしなことが多いです。

それこそ,理屈に合わない,
理不尽なことだらけです。
世間の大多数と同じでないと許さない,
みんなでつぶそうとする。
そういうのって現実にあります。

でも,たたかれることに
めげずに,負けないで,
やり遂げる人がでてくると
今度は,そういう人を
英雄としてほめたたえるようになる。
世間というのはそういうものらしいです。

世間に一貫性があるわけではない

そこに,筋が通った
一貫性があるとは思えません。
手のひら返しが常です。
そして,世間というのは
世間の多数派の意見を
普通だ,常識だと考えている。
これもまた事実です。

大きな夢を本気で追いかけるとき,
こういうめんどくさい世間の真実と
しっかりと向き合わないといけません。

たたかれても,たたかれても
いちいち気にしないという,
それなりの覚悟が必要です。
批判は常にある。
100%世間から同意されるようなことは
既に夢ではない,
そんなところでしょうか。

夢の実現のために必要なことは
まず第一に,打たれ強さのようです。

 

ムッシュスカラー

 

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