何でもタイミングがある

花壇の花

ものを買う時でも,
何かを始める時でも
その人,その人で
タイミングというものがあります。

以前,営業部門にいて
一番,困ったのは
このタイミングを
会社は待ってくれない
ということでした。

当時はまだ若くて
こういうタイミングの話を
よくわかっていなかったので
ものすごく無理をして
販売をしようとしていました。

無理して販売していました

当然のことながら
そんなことを続けていると
相手にも無理を強いることになります。
大幅値引きなど,相手に得になる条件も
付けないといけなくなります。

そうやって,だんだんと
行き詰っていきます。
もちろん,そんなことは
わかっているんですよね。
でも,やらざるを得ない。

そういう仕事の仕方って
とっても不幸だなと思いますよね。
若い時にさんざん思い知らされました。

若い時にさんざん思い知らされました

なので,そうならないような
仕事の仕方をしないといけない,
そういう思いで
今,いろいろと勉強しなおしている
そんな感じです。

もちろん,改めて
やり直している勉強の中でも
売る側のポイントとして,
「どうやって,今,買ってもらうか?」
これは大切なポイントです。
それは否定されているわけではありません。

その観点で考えないと
なかなか販売実績は上がりません。
なぜかというと,
お客さんは思い切れないからですね。
いいなあと思っていても
最後の一歩で躊躇します。

それは営業をしたことがある人なら
誰でも経験することです。
「うーん,いいんだけど
今回はパスするよ。次の機会に。」
と言われて,次の機会は
たぶん,ないだろうというお話です。
これはこれで正しいと思います。

営業の基本ですが…

でも,お客さんには
お客さんの都合というものがあります。

「買う気は十分にある。
でも,今じゃない。
もう少ししたら買うよ。」

本当にそう思っている人も
ある程度は,いるということです。

特に,高額な取引になればなるほど
お客さんの都合というものは
大きく反映されます。
今は買えないけど,
3か月後ならOKとか
たくさんありそうですよね。

若いときの私のケースでは,
「今,売ること」
だけに注力し過ぎだった
そんな感じでしょうね。

「今,売ること」に注力し過ぎ?

なので,タイミングさえ合えば
必ず売れるというお客さんを
続けてフォローすることを
あまり重視していなかった。
そんな気がしています。

おそらく「スーパー営業パーソン」
と言われる人たちは
お客さんの購入のタイミングを考慮して
アクション,フォローを続ける
こういうことを誰にも
教えられていなくても
自然に出来る人たちなのでしょうね。

自分は,まったくの営業の素人から
会社に入って初めて営業職になりました。

なので,こういう営業のタイミングとか,
継続してフォローするとか
全然わかりませんでした。

地道な営業活動を知らなかった

そういう地道な営業活動というのは
教えてもらって初めてわかる
そんなことばかりでした。

でも,ある意味,何にもできなくて
何も知らなかったからこそ
今,かつての自分のように
悩んでいる人に対して
わかりやすい話というのが
できるんじゃないかと思います。

自然にできてしまう人にとっては
自然にできてしまうことを
出来ない人に教えるというのは
たぶん,難しいんじゃないかと思います。

自然に出来ることは教えにくい

よく言われることですが,
生まれながらの天才が
人を指導することは
おそらく無理なのだろうと思います。

・・・・・

ということで,今日は
営業のタイミングの話でした。

出来なかったことが
出来るようになった経験は
たぶん誰でもあると思います。

そういう過去の経験を,
今,出来ていない人に
お話しするのは,それはそれで
立派な教育,指導になるのではないか
そんなことを思います。

しかも,本当に恥ずかしいくらい
出来なかったという経験がある人ほど
おそらくすばらしい指導者に
なれる可能性があるんじゃないか?
そうも思います。

あなたはどう思われますか?

 

ムッシュスカラー

 

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