常に自分を検証する、そのために必要なものは?

プライベイトでも仕事でも
自分が立てた目標を達成したい
そう思った時に、忘れがちで、
かつ、大切なことは検証ですね。

どんなことであっても、
最初に計画したとおりに
まったくぶれないで、
計画が進行していくことなど
まず、ありません。

あっちでひっかかり、
こっちでつまずき、
あらぬ方向に進んでしまったり
想定外のことが起きて、
計画から大きく外れてしまうのが普通です。

そのたびに、軌道修正をしながら
すこしずつ目標に向かって
すすんでいくわけです。

たとえば、
自動的に、軌道を修正する
誘導ミサイルのようなものです。

最新の誘導ミサイルは、
発射された後に、
自分で様々なデータを取得して、
その取得したデータから、
今後の最適な軌道を自分で計算する。

そして、その修正後の
軌道に乗って飛行出来るように
自分で、飛行する方向を
調整していくんだそうです。

誘導ミサイルは自分で軌道修正する

なので、こういう
ハイテクの兵器というのは、
半導体などの電子部品の
かたまりなんだそうですね。

飛行中のミサイルの中で、
ものすごい速度で計算が
行われているということらしいです。

誘導ミサイルの場合は、
得られたデータから、
現在の軌道を計算し、
最適な軌道とのずれを算出するのが
「検証」に当たります。

検証というと大げさですが、
「それまでのデータを集めて、
現状が、当初の計画と比べて、
どのくらいずれているのか、
それを確認する。」
ということです。

そして、その検証結果に応じて
その後の計画を修正する。
その後の行動を修正する。
ということです。

検証して計画、行動を修正する

しっかりと検証をしないで、
ただ、その時の雰囲気だけで
「まあ、だいたいこんな感じかな?」
なんてやってしまうと、
知らない間に、目標から
大きく外れてしまって、
「あれ、ここはどこなんだろう?」
なんてことに、なりかねません。

そこで、びっくりして、
大きく外れたところから
あらためて、やり直すとなると
時間も、お金も、精神的なエネルギーも、
大きく消費してしまうことになります。

そして、何度もやり直したあげく、
時間も、お金も、精神的なエネルギーも
すべて枯渇してしまって、
退場せざるを得なくなってしまいます。

もちろん、目標達成にいたる過程で、
さまざまな失敗をするのは
普通のことです。
失敗すること自体は、問題ありません。

そういう失敗を
成功につなげるために
検証という作業があるわけです。
その都度、検証して
修正していけばそれでOKです。

失敗の度に検証すればOK

で、検証をするためには、
必ず必要になるものがあります。
それは、なんでしょうか?

分析力?
判断力?
洞察力?

もちろん、さまざまな能力が
必要になるんだろうと思います。
でも、それらの能力を使うために
大前提として必要になるものがあります。

それは何でしょうか?


そうです、「記録」ですね。
別の言葉で言えば「データ」でしょうか?
日々の「記録(データ)」がなければ、
検証は出来ません。

なぜかって、
それは、人は、日々、
自分が何をしていたのかなんて
いちいち覚えていないからです。

人はいちいち覚えていない

それがたとえ
今日のことであっても
ほとんどのことを
忘れていると言っても
過言ではありません。

それと、人間っていうのは
とってもわがままな生き物です。
そして、その記憶も
とってもわがままです。

自分に都合のいい記憶は
いつまでも覚えています。
自分はこういう成功をしたという
成功体験はよく覚えています。

一方で、自分に都合の悪いことは
あっという間に忘れてしまいます。
失敗体験はあっという間に忘れます。

そして、同じ失敗を、
何度も、何度も、繰り返します。

何度も何度も失敗を繰り返す

なので、そのような
人間の都合に左右されない
客観的な記録、データというのは
とても大事になってきます。

今、自分がやっていることが
よい方向に向かっているのか?
方向を間違えずに進んでいるのか?

自分で自分のことを
常に検証していくことは、
とても意味があることだと思います。

とはいえ、これは
なかなか骨の折れることです。

自分のやっていることについて
日々、検証をしているような人は
あまりいませんよね。

わたし自身も、
毎日の行動について、
検証が出来ているわけではありません。

ただ、以前から、
日誌のようなものは
ほぼ毎日、書くようにしています。
(たまに、さぼりますが…)

日誌を、ほぼ毎日書いています

今は、バレットジャーナルという形で
ほぼ毎日、簡単に書くようにしています。
(たまに、さぼりますが…)

たとえ、1行でも2行でも
1日の終わりに、その日の記録を
残しておくことが出来れば、
自分の記録が出来ます。

それがあれば、あとから
自分自身の行動を
検証することが出来ます。

もちろん、検証といっても
簡単なものです。
1日をざっと振り返るくらいです。
それで十分です。

そして、その検証の第一歩は記録です。
自分の日々の行動について
日誌、日記という形で
記録しておくことをお勧めします。

人に見せるためでなく、自分のために

人に見せるためではありません。
あくまで、自分のためであり、
自分が見るためのものです。

もし、あなたが、
まだ日誌、日記を書いていない
ということであれば、
1日1行でもいいので、書いてみることを
お薦めします。

書くこと自体が、自動的に
検証、振り返りになっています。
「よし、これから検証するぞ!」
なんて思わなくても
一行、日誌を書くことで、
それが、自動的に検証になっています。

1日の終わりに、
自分のことを振り返る時間を
ほんの少しでも
持つことが出来るといいですね。

そうすることで、翌日以降の行動に
変化が出てくると思います。
おすすめです。

 

ムッシュスカラー

 

PS:1日の終わりに振り返りをして、そのまま、明日の予定の確認をするといいですよね。朝、起きた時に、「さあ、今日は何をしよう?」と考えていると、なかなか考えがまとまらずに、そのまま、ずるずると時間が過ぎてしまうことが多いです。「明日はこれをやるぞ!」と前日の夜に決めておけば、翌日、朝、起きた時に、スムーズに物事が進んでいくように思います。

PPS:日誌は、完璧に毎日でなくてもいいですよ。「ほぼ毎日」で十分です。1日忘れたら、次の日から再開したらそれでOKです。もし、3日連続で忘れたら、4日目に再開したらそれでOKです。長い目で見たら、「ほぼ毎日」続いているということです。それくらい気楽にやるといいですね。

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