あなたの奥さん,あるいは旦那さん,
あるいは恋人,友人でもいいです。
次の1.2.のうち,どちらの方が
感謝の気持ちが,相手に伝わるでしょうか?
1.年に1回,とっても高級な
フランス料理をご馳走して
相手に対して感謝の気持ちを表す。
2.相手が作ってくれた食事に対して、
「ありがとう。おいしいな。」
と,そのたびに,毎回,
口に出して感謝の気持ちを表す。
いかがでしょうか?
厳密な統計データはありませんが
男性は,1.を選ぶ人が多くて
女性は,2.を選ぶ人が多いらしいです。
男性と女性で感性が違う
男性の感覚では,
ドカーンと金を使うことで
つまり,お金の金額で,
相手への感謝の気持ちを表せる,
つまり,感謝の量は,
金額と比例していると考える。
女性の感覚では
1回の金額はさほど問題ではない
場合によってはゼロでもよい。
それよりも,回数が問題。
年に1回の10万円より,
毎日(365日)の100円の方がよい。
100×365=36500で,3万6500円
この方が1回の10万円よりもうれしい。
もちろん絶対的なものではないですが
あなたはどちらの感覚でしょうか?
営業の場合には,
この女性の感覚の方が
より重要だと言われています。
営業では女性の感覚が重要
たまに、ドカーンと1回
大きなイベントをするよりも
何度も何度も、こまめに
コンタクトを続ける方が
相手との信頼関係は高まっていきます。
「あの人はマメだなあ。」
と言う人は,たいてい
優秀な営業パーソンです。
もちろん,たとえば年1回、
大きなイベントをドカーンとやる,
それが悪いわけではありません。
もちろん、それもやればいいのです。
ただ、その1回のイベントだけでは
毎日、毎日のマメなコンタクト(接触)を
上回れないということです。
毎日のマメなコンタクトは強い!
極端な言い方をすれば,
特別にフランス料理のような
高額の接待をしなくても
毎日,顔を合わせて他愛のない話をする。
それでも営業はできるということです。
この場合には、いわゆる
目に見える形での営業経費(販売促進費)
というものはかかりません。
経費はゼロです。
費用体効果は無限大です。
ただ、会社で働いていると
特に,営業部門の人は、
営業経費をたくさん使っている人が
いい仕事をしていると
思い込んでいる人がけっこういます。
販促費を使うことが仕事と思われている
たしかに、お金を使うことで
時間を短縮することは可能になります。
短期間で結果を出さないといけない場合
そのためにお金を使うのは
それは良いことだと思います。
むしろ必要だと思います。
しかし、そういう
スピードの概念がなくて、
単純にお金を使っていれば
それで大丈夫だろうと考えるのは
危険な発想です。
お金は使えれば使えるに
こしたことはありませんが
お金を使うのと同時に
プラスアルファの信頼関係を
平行して作っていくことが必要です。
毎日のコミュニケーション(コンタクト)が一番
つまり、毎日の訪問のような
コミュニケーションですね。
大きなイベントは
きっかけにはなりますが
それだけでは不十分です。
お金を使って,
きっかけをつくったなら、
そこからさらに地道に,
信頼関係を高めていけるような
フォローというのが必要です。
マメなフォロー,マメなサポート
そういう大切なことが抜け落ちている
そんなことが多いですよね。
大切なことが抜け落ちている
そうするとお金は使っているのに
結局、たいした信頼関係が築けない、
そういうことになります。
お金は使うべきだと思いますが
やっぱり、そのあと,
フォローが大切ですね。
とってもあたりまえのことで,
多くの人が言っていることです。
でも,その割に,
出来ていないことが多いので
今日は触れてみました。
ムッシュスカラー
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