誰が?

街路の植物

「人の意見を聞きなさい。」
というのは、よく言われる事です。
でも、これは、なんでもかんでも
人のいう通りにするとか、
必ず意見を入れないといけないとか
そういうことではないですね。

特に真面目な人は
「他人の意見には、真摯に向き合うべきだ」
ということで、
ほんとにすべての人の意見を
すべて反映させようと
がんばってしまうことがあります。

でも、そもそも、
すべての人の意見を、
すべて反映させて、
それで、すべての人が満足するかというと
決してそんなことはありません。

すべての人が満足することはない

人はみんな、考え方、価値観、
これまでの生きてきた環境、経験
現在の生活環境などすべて違っています。

もっと言えば、宗教、信条、政治的思想など
(公式な場では禁句だとよく言われますね)
すべて違っていると考えた方がいいですね。

そういう多種多様な人たち、
その全ての人たちが満足するというのは、
本当に、難しいと思います。
おそらく実現不可能だと思います。

ですから、すべての人の意見を
すべて取り入れるのは不可能だと
あっさり割りきりましょう。
意見を聞くところまでは出来ても
すべてを反映させるのは無理です。

意見を聞けてもすべて反映するのは無理

では、誰の意見を取り入れるのか?
それは、やはり、自分が
何のために、何をしようとしているのか?
そことの兼ね合いですね。

あなたも、これまで、
多くの人の意見をまとめることで
苦労してきたことがあるなら
うすうす感じているかもしれません。

そうですよね。
こういう人がいますよね。
大きな声で、言いたいことだけ言って
あとは知らない、任せたという人。

イラっとさせられる人

話の内容はとても立派だけど、
「そんなこと本当に出来るのか?」
というようなことをいっぱいしゃべって、
で、最後に、あとはよろしく、
という感じの人ですね。

で、その人がしゃべったことについて
「じゃあ、やっていただけますか?」
と話をふると、
「いやいや、それは、あくまで意見であって
自分がやるなんて、一言も、言っていないよ。」
とか、言われたりして、
ちょっとイラッとしますよね。

少し話が脱線しました。
すみません。

で、話を戻して、
ひとから聞いた意見の中で、
本当に取り入れるべき意見というのは
どんな意見か?

それは、価値観、目的意識が、
自分と近い人の意見です。

目的意識、価値観が、あなたに近い人

何のために、何をやりたいか?
どんな意識でやりたいのか?
そういう目的意識、価値観が
あなたに近い人の意見です。

同じ方向を向いている人、
おなじ価値観を持っている人の
別の観点からの意見というのは、
とても貴重ですよね。

よく言われることですが、
人に、意見を伝える時に
「誰に伝えるか」が、とても大切です。
おなじように、人から意見を聞くときも、
「誰から聞くか」が、とても大切です。

もちろん、意見の中身も大事です。
でも、「誰が言っているか?」
それは、もっと大切なことだと思います。

 

ムッシュスカラー

 

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