ものすごく当たり前のことなのですが
ついつい忘れてしまうことです。
それは何かというと、
「自分の都合が良いように
相手を変えることは出来ない」
ということです。
言い方を変えれば
「相手には相手の都合がある」
ということでしょうか。
誰でも冷静になれば、
あたりまえだとわかることです。
ですが、目の前で、
何か問題が発生している時には
ついつい忘れてしまうことです。
「この人が、もう少し慎重に行動してくれたら」とか
「あの人が、もう少しやる気を出してくれたら」とか
「その人が、もう少し配慮してくれたら」とか
いろいろな思いで、頭がいっぱいになりますね。
でも、自分が思っている通りには
相手は動いてくれません。
今の問題とは無関係の人が
横から冷静な目で見ていれば
「そんなあり得ないことを
願っていても時間の無駄だよ。」
と思うわけです。
願っていても、そうはならない
でも、なぜか、不思議なことに
当事者である本人は、
そうは思わないんですね。
この人がああなってくれたら、
あの人がこうなってくれたら、
その人がそうなってくれたら、
そんな不可能であることを、
知らず知らずのうちに願っています。
本当に不思議ですが、
知らず知らずのうちに願っているものです。
そして、それが、
その人の日常になっています。
相手に対してこうなってほしいと願い続ける。
それが、毎日、繰り返されているわけです。
あなたの周りには、
そういうことはありませんか?
少し冷静になって、
今の人間関係とは、
全く無関係の人になったつもりで、
今の状況を見てみるといいですね。
冷静になって眺めてみる
自分では難しい場合には、
直面している問題とは関係がない人に
話を聞いてもらうことでしょうか?
そうすると状況が整理できたりします。
そのうえで、もし、
「自分は、周りの人が、
自分の都合の良いように
変わってくれることを願っていた。」
ということが判明したなら、
その時から、考え方を変えて、
行動を変えるのがいいですよね。
どう考えて、どう対処するか。
賢明なあなたなら、すでに
実行されているかもしれませんが、
要は現実的な対応を取ることです。
まずは、考え方としては、
「自分の都合の良いように
相手を変えることは出来ない」
ということを、
「まぎれもない現実」
として認めることですね。
相手を変えることは出来ない
「自分がどんなに願っていても
相手を変えることは出来ない」
と割り切ることです。
あたりまえですが、
どんなに自分が願ったところで、
それだけで、相手を変えることは
不可能だと認識することです。
それを認識しないと、延々と、
無駄に時間が過ぎていきます。
で、その次に、何をするかというと、
相手の考え方や行動は横に置いて、
自分自身に矢印を向けるということです。
どうすれば、今の状況を
変えていくことができるか?
「そのために、自分の行動を、
どのように変えていくか?」
ということになりますね。
自分の行動をどう変えるか?
もちろん、
この「自分の行動を変える」というのも
かなり難しいことです。
なかなか簡単に出来ることではありません。
ただ、「相手を変える」よりは
実現できる可能性は高くなります。
自分の努力次第で、
何とかなる可能性があるわけです。
そして、自分の考え方、
自分の行動が変わることで、
相手に対する見方、
相手に対する接し方、
相手に対する評価などなど
全てが変わっていく可能性があります。
そうすることで、
相手を含めた、自分の周りの環境が
少しずつですが、
変わっていくことになりますね。
自分が変われば相手が変わる
つまり、ものすごく簡単に言えば
「自分が変われば相手が変わる。」
そういう話になります。
人間誰しも、自分が楽な生き方、
自分が特別に努力しなくても
気持ち良く生きられる生き方、
そういう生き方を自然と選択します。
マーケティングでよく出てきますね。
「人は苦痛を避けて快楽を求める。
人間の行動はすべて、この原理で動いている。」
確かにその通りだと思います。
で、みんながその通りに動けば
当然ながら、そこに、さまざまな
人間関係の問題が出てくるわけです。
人間、みんな、個性があるから
苦痛も快楽も違っているからですよね。
すべての人が苦痛を避けて
快楽を得ることを追及すれば
どうしても衝突が起きるものです。
どうしても衝突が起きる
その理屈からすると、
その人間関係を改善していくためには
自分自身の苦痛、快楽の基準を
少しずつ変えていくことが
必要になってくるのでしょうか。
まあ、それは、
人間の自然な行動というものを、
自分自身で変えていくことなので、
やはり、難易度は高いということに
なるのだろうと思います。
ただ、人間関係を含む、
様々な問題を解決しようとすれば、
やはり自分の考え方、自分の行動を
変えていくことに行き着きます。
うまくいかない時に、
自分以外のことを変えることに注目するよりは
自分のことで変えられることは何かないか?
とりあえずは、そちらに注目する方が
手っ取り早い解決になりそうです。
自分を変える方が解決が早い
もちろん、自分自身に矢印を向けて、
考え方、行動を変えていった結果として、
「自分の外の環境を変えることが適切だ」
そう判断したなら、それもいいのかもしれません。
ただ、自分自身の考え方、行動について
よく考えないままに、外の環境だけを変えても
また、同じことの繰り返しになりますよね。
やはり、まずは、
自分の外ではなく、自分の内を見直す、
そこからなのかなと思います。
少し抽象的な話になってしまいましたが
「自分でなくて、相手を変えたいと思ってしまう」
という誰でも陥りやすい問題について
あらためて考えてみました。
あなたの参考になれば幸いです。
ムッシュスカラー
PS:自分を変えないままで、相手を変えることは出来ない。けれども、自分が変われば相手も変わるということですね。言葉で書くとシンプルですが、これが実際にはとっても難しい。年齢を重ねても、その難しさは変わりません。それこそ、生きている限り、取り組むべき課題でしょうかね。